眉間にしわを寄せて悩んでいる自分がバカバカしくなる1冊~あなたのなかのやんちゃな神様とつきあう法~

書評

ちぇこ(@cheko8です。

今日は沖縄の「人生を変えるスピリチュアル講師」金城幸政さんが書かれた本を紹介します。

スピリチュアルや神という単語を聞くとなんだか深刻かつ怪しいもののような印象を受けやすいと思いますが、金城さんの提案する考え方はとてもユーモアに溢れ、ある意味ブッ飛んでいて、とても気分が軽くなりました。

それではご紹介します。

地球は神様の遊び場

まず、筆者は「地球は神様の遊び場」だと言います。

ある日なんでも思ったことが叶ってしまう意識の世界に飽きた神様が、なにか面白いことがした~いといって創造したのが物質世界である地球。
だから、神様が遊び場として作った地球なのに、真剣に生きてどうするの?と筆者は主張します。
人生をつらいものだと思って生きている人を見ると、
「お~い、深刻になってどうする!遊びに来たんだよ~思い出してよ~もっと楽しもうよ~」と言いたくなるそうです(笑)。
地球ではみんなが自分のドラマをそれぞれ作り出しているけれど、そのドラマを自分で深刻劇場にする人がとても多い、と。

そもそも、私達も実は神様の分身。

みんな神様の話って大好きで、パワースポット巡りなどにも余念がないけど(ドキッ!笑)、神様のことはときどき思い出すくらいでいい、といいます。
それは、私達はもともと神様の分身であり、人間はひとつひとつのエネルギーだから。
ちょうど納豆が糸を引いているような状態で、どのエネルギーもつながっているというイメージだそうです。


納豆…!大好き!(←関係ない)

この世では一度自分が神様であることを忘れることによって、どんなことも初体験した感覚になれるのです。

これは先日読んだ「旦那様は霊媒師」という本にも同じことが書いてありましたね。
人はこの世に生まれて来るときにすべての過去の記憶がリセットされて、話し方はもちろん、歩き方から何からすべてを忘れて、赤ちゃんという状態で産まれてくる、と。

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例えば、人は恋をして愛を知ると幸せでいっぱいな気持ちになりますよね。
でももしこの感覚を覚えていたら「はいはい愛でしょう。知ってるわ」と冷静にさばいて、全然楽しくありません(笑)。

自分自身が神様であることをいったんすべて忘れるからこそ、「これが愛なんだ」「愛って素晴らしいんだ!」と初めて感じることができるんですね。
そして、愛や感情、幸せを実感するためには、不安になったり、人を疑ったり、傷ついたりといった人間らしい経験をすることが大切になってくるわけです。

ところで、この筆者の金城さんは、仮死状態で生まれてきて、体内記憶はもちろん、受胎する前の宇宙の意識があるそうです。
普通は産道を通る時に生まれる前の記憶をほとんど消されるけれど、仮死状態で生まれたため記憶が消されずに残ったのだろうと言っています。

生まれたときからある意味達観している子供だったので、子供の頃は「変わった子」として完全に問題児だったようです。
担任の往復びんた事件、地球がつらくて神様の元へ帰ろうとして井戸に飛び込んだ事件、精密検査で精神科医にあきられる事件、ウンコマン事件…
先生にも親にも精神科にも見放された数々のエピソードがぶっ飛んでて、すごく笑えるんです。

そんな筆者がこの世でみんなに広めている考えは一貫してひとつ。それは

この世も、お笑いを観ているように「楽しむ」ことが前提で生きてみよう、ということ。
生まれてきたのは、楽しむため。すべを味わいつくして、どんなんときも、どんなことも、楽しむため

ということ。

そうは言っても、生きるにはしんどいことや理不尽なことが多いと思ってしまう私。
そのへんについても、本書では細かく書かれています。

中でも今の私にとってもとても印象に残ったことを書いておきたいと思います。

例えば、イライラした場合。

私達は期待した行動を相手が取ってくれなかったり、カチンとくることを言われたら怒りがわいてきます。
けれど、「相手さえ変わってくれれば」と、外側に答えを求めているうちは何も変わらないのです。
相手の出方によって振り回されない自分になるにはどうしたらいいかというと、

なぜ今、自分は相手に反応したのか

という問いかけを持つこと。

なぜなら、湧き出る感情にはすべて原因があるからです。

こうして、自分に問いかけをすることで、自分の本当の気持ちを冷静に知ることができるようになります。

例えば、子育てを手伝ってくれずダラダラしている夫にイライラするという場合は、自分も本当はダラダラ休みたい、という願望が隠れていたりするわけです。
そこに気づけば、自分の思いを優先してあげて「私だって休みたいんだ」と伝えて、休める環境を作って自分を労る。といったように。

自分の気持ちを押し込めてしまう場合。

これは私の長い長いテーマでもあるのですが、
・いつも意見を言っても否定される
・自分の考えを言って嫌われたくない
といった理由から言えないまま押し込めることがとても多い場合。

でも、筆者は「それは言えないのではなく言わない思考グセがついてしまっているのだ」と言います。
相手にどう思われるかを気にして思っていることを言わないということは、「人に合わせる」ことと引き換えに「自分をないがしろにしている」ということ。
自分の思いを話すというのは心の中にある本音の部分を自分に問いかけて、自分に対して誠実でいるということなんですよね。
このことはいろいろな本を読んでわかっているつもりでいたものの、やっぱりついつい相手を優先して自分に誠実でいれていないことが多いなとと今回この文章に出会って再びハッとしました。

自分に対して誠実に…それが自分が自分でいるための基本ですものね。

自分の可能性を信じてあげられない場合。

・それは無理
・私にはできない
・自分にはそんな能力はない
・どうせわかってもらえない
こんなふうに、自分を小さく見積もる人が本当に多い!と筆者は言います。そして
でもこんなに小さく自分を見積もって、小さく収まって、安心無事に生きてどうするの?と投げかけます。

地球に生まれてきたということは、体験の世界で、地に足をつけて生きるということです。
わざわざネガティブにものをとらえることで、怒りや悲しみ、孤独、寂しさを味わっているのが人間。

でも、私たちは、もともとプラスのネルギーしか流れていないのです。
そして、私たちには愛のエネルギーが流れ込んでいる。
そのことを信じて、いいことにも悪いことにも体当たりで向かっていく
そしてどんな結果が出ようと、良い悪いといった対極の概念で捉えるのではなくて、すべての体験が人生の糧になると信じて生きて行けば、心に降り注ぐネルギーを笑いや笑顔、幸せといったプラスの感情で循環させていくことができます

だから、恐れずに体験を積んでほしい。

…と。

人間の本能は、やっぱり愛が基本です。
愛が基本の本能です。私もそれは本当にそう思います。

人は愛し愛される存在。愛こそが人生を歩む中で、もっとも強い力を持つのです。

ハリーポッターだって、愛は魔法にさえ勝っていましたからね!あぁまたハリポタ読みたくなってきた。(←脱線)

自分を愛せれば、ひとにどう思われようとどうってことないのに、自分を愛せないから、私たちは期待したような態度を取ってくれない相手に不満を抱いたり、本当に叶えたい夢を諦めてしまったりするんですよね。

みんなが「自分」自身の人生を生ききれば、この世から苦悩はなくなるのだと思います。

まずは自分から。

自分しか変えられないですからね。

でもだからといって「よーし頑張るぞ」と真面目に人生に取り組もうとしたらまた眉間にしわが寄り、それこそ筆者に「だから真面目に生きてどうするわけ~!」と突っ込まれそうです。笑

終始、テンポよくそこそこブッ飛んでいて、でも本質を深く突いていてとてもとても学びの多い1冊でした。

本書には引き寄せの法則的なものだったり、お金のこと、夢の叶え方などもたくさん書かれています。

「あなたのなかのやんちゃな神さまとつきあう法」おすすめです!

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