昨日、買い物の帰りに本屋に立ち寄ったら、新刊で面白そうなタイトルが出ていたので買いました。
そのタイトルは「人間は9タイプ」。
知っている人はすぐに察しがつくと思いますが、エニアグラムを元にしているようで、子どもの教育に焦点を当てた内容になっています。
著者は「ビリギャル」を書いた方で、これまで心理学を駆使してたくさんの子どもたちを個別指導してきた坪田信貴さんという方です。
わたしは子どもがいるわけでもありませんが、自分の親子関係や夫婦関係にも当てはめられるかな?と思って読んでみることにしました。
まず、表紙の紙の質感と色味が好きです。
紙フェチ(正確には紙の匂いフェチ)にはたまりません。(←どうでもいい情報。笑)
人間は9タイプに分けられる!?
エニアグラム。過去に自分でうっすらやったことはある気がするのですが、正直細かく覚えていません。
最近、こころの分野を専門に扱う職業の方と新しく出会う機会が多々あり、このエニアグラムの「●タイプ」という単語をよく聞くので、またちょっと気になっていたんですよね。
「強みを活かす」という意味では、「ストレングスファインダー」なども有名ですよね。
ネットでさくっと無料でできる、リクルートのグッドポイント診断とかもあります。
9タイプの分類詳細。
この「人間は9タイプ」では、その9タイプを以下のように分けています。
・完璧
・献身
・達成
・芸術
・研究
・堅実
・楽天
・統率
・調停
意外な結果が待っていた。
この9タイプの出し方は、用意された90問の質問に「すごく当てはまる、当てはまる、どちらでもない、当てはまらない」の4つから答えていきます。
最後に、点数を合計して一番点数の高かったタイプが該当のタイプということです。
本に書き込んでもできますし、インターネットにアクセスして判定することもできます。
計90問にわたる質問に答えたのちに、ドキドキしながら計算していきます。
結果。わたしの場合これが困ったことに、同じような点数がいくつも並んでいるのです。ずば抜けて高い数値がない。
ちなみに、一番高かったのは「堅実」と「楽天」。1点違いで「献身」と「達成」と「芸術」。
そもそも、「堅実」と「楽天」はけっこう相反する気がします。同点って成り立つのでしょうか。
そこに「献身」と「達成」が入って「芸術」まで入ると、なんだか人としてとっちらかり過ぎな気がしてなりません!!!(>_<)笑
ちなみに、夫にもやってみると、夫はダントツで「研究」タイプでした。
こんなに明白だと清々しいな~うらやましい。
そう考えると…わたしは多重人格なのでしょうか!?笑
それぞれの項目を読んでいくと、確かにどれも当てはまる気がするし…
夫からは「堅実」「献身」が当たっていると言われるし…
ネットでいろいろと調べてみたのですが、答えは得られませんでした。
詳しい方にぜひ聞いてみたいところではります。。。
大事なことは、どう接するか、ということ。
こうやってタイプ分けするのはすごくワクワクして楽しいでのすが、肝心なのは、その結果を受けた本書にあるタイプ別の接し方。
伸ばすといいところ/接し方/苦手な行動/特に嫌われること/未熟な面が出る時/暗黒面が露骨になったときの言動/やる気にさせるには/指導法/そのタイプのモヤモヤの晴らし方/
などが項目別にそれぞれ載っていて、とても面白いし、勉強になります。
自分の子どもへの接し方のバイブルとしてはもちろん、自分のタイプとして「どう接してもらうと自分がうれしいのか」が客観的に見えるし、また夫や家族に対して「確かにこういう言葉が喜ぶな」など(笑)、いろいろとシミュレーションすることができます。
ともするとつい、自分の価値観で相手にいろいろとラベルを貼りがちですが、わたし以外の人が物事をどんなふうに捉え、何が嬉しくて何が嫌なのか、理解するきっかけになる本だなと思います。
また、時が経って自分が変わっていくことで、この結果もまたその時々で変わってくることだと思います。
そんな楽しみ方も、できるのかなと思いました。
とてもおもしろかったです。