ちぇこです。
ずーーっと書きたかったのに書けていなかった、岡部明美さんの御著書「私に帰る旅」を今日は熱烈おすすめしたくてブログを更新します!!
温かな語り口で誘う、それぞれの「私に帰る旅」。
カウンセラー・セラピストとしてご活躍されており、今現在私が心のことを学んでいる「LPL」の講師である岡部明美さん。
私の人生で、「こんなふうになりたい」「こんなふうに楽しそうに人生を歩みたい」そう思って尊敬している方のひとりが、明美ちゃんなのです。
明美ちゃんの御著書の感想は以前こちらも書いています▼
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そして今回ご紹介する「私に帰る旅」には、バリバリのキャリアウーマンだった明美ちゃんが突然病を発症して克服し、現在の道を歩むまでが描かれています。
「私に帰る旅」。この本を手に取りその世界に吸い込まれていくことで、読んだ人それぞれが、”本来の自分”に帰っていく旅を体験できてしまう、そんな不思議な懐かしさを覚える本だなと思いました。
「My Journey of Finding the True Self」という副題もすごく素敵です。
私が一番感じたことは、明美ちゃんが病に倒れる場面を含め、苦しい体験が多々綴られているにも関わらず、この本全体を覆っているのは、なんともいえない心地よさ、そして眠る前に母に語り掛けてもらっているような温かさがあること。
私が一番お気に入りの一文は、
「おそらく、自分の計画ではないところで運命がその人を連れていく場所、運命が手招きすることというものがあるのかもしれない。時が、来れば、その人の。」
という部分。
美しい人生の詩を読んでいるようで、うっとりしてしまいます。
そのほかにも、こんな文章が好きでした。
私は、生活という言葉よりも、暮らしという言葉の方が好きだ。暮らしという言葉には夕餉の匂いと音がする。人間の息遣いが聴こえる。生きているものの気配がある。暮らしという言葉の響きの中に、人の世の営みの中にある、ささやかな幸せを感じる。
私も「暮らし」という単語が大好き。
会社員を辞めた最大の理由は、もっと「暮らし」を大切にしたいと思ったからです。
毎日土日だけを楽しみにしていて、そして土日には家のことをして、家にいて、この上ない幸せを感じる。この家にいて暮らしを楽しむのを、本当は毎日にしたい!!
暮らしそのものが、仕事になるような毎日を送りたい!!
そう思ったのです。そしてそれは今、少しずつ実現しはじめているように思います。
こうとしか生きられない自分、どうしてもこれが好き、これがしたいというものが、人のいのちの中にはあらかじめ種としてあるのだと思う。それは宇宙の源につながっている私の人生を創造し続ける「いのちの種」「魂の衝動」なのだろう。その種は、自ら探すのでも、自ら達成するものでもなく、おのずからそうなっていくもの。いのちの不思議さ人生の神秘はそこにある。「よし、私は、自分の人生の応援団長になろう!」
どうしてもこれが好き!したい!という種を、ここ数年で少しずつ見つけられてきたように思います。
まだまだ迷いも不安もあるけれども、行動を繰り返すことで、「おのずからそうなっていく」現実を、私は味わってみたい。
いつだって「自分の人生の応援団長」でいたい!!
そして、同じようにいのちの種、魂の衝動に突き動かされている仲間を、精いっぱい応援する自分でありたい。
そう心から思いました。
…こんなふうに、とてもストレートに私の心に入ってくる文面もありながら、一方で、
著者である明美ちゃんのチャーミングな部分、人間としての強さ、しなやかさもたくさん詰まっていて、相変わらずそのパワーに魅了されずにはいられません。
それとやっぱり息子さんとのかわいらしいエピソードが大好き。笑
この本は今生きづらさを感じている人、病に伏している人、行き詰まりを感じている人、すべての人がそれぞれに共鳴できるキーとなるものが散りばめられている一冊になっていると思います。
とにかく、手に取ってほしい。
今が苦しいと感じている、全ての頑張り屋さんな”あなた”に届いてほしいと切に願っています。