糖質制限ダイエットのカギは「アブラ」だった!?「世界のエグゼクティブを変えた超一流の食事術」を読んで衝撃!

書評

ちぇこです。

最近のダイエット法といえばもっぱら話題なのは「糖質制限ダイエット」ですよね。

多嚢胞性卵巣症候群と診断され、糖質とどう向き合うかは日々のテーマである私としては、ずっと気になっている話題でした。

でも、どうしてもごはんやパン、スイーツがやめられない。そんな状況が続いている中、なかなかに衝撃を与えてくれる1冊に出会いました。

以前から気になっていた「世界のエグゼクティブを変えた超一流の食事術」をやっと読んでみたのです。

今日はこの本の概要をまとめたいと思います。

シュガーホリックはどうして問題なのか?

長年のおデブ体型と、生理不順(多嚢胞性卵巣症候群)から、糖質の摂りすぎがその原因のひとつであることは自覚していた私。

分かってはいても、パンやパスタ・甘いものが大好きでやめられません。

これまで糖質に関する本もいくつか読みましたし、以下の2冊などは大変勉強になりました。

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また、通っている漢方薬局では「野菜中心」の食事を指導され、はじめはうまくいっていたもののやはり途中で挫折し、リバウンドしてしまいました…とほほ。

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まさにシュガーホリックの状態から何年も抜け出せない状態が続いています。

本書では、「糖質」の何が悪いのか、というところにとどまらず「良いアブラを摂ろう」と強く訴えていることが大きなポイントです。

アブラって、これまでは悪いものとされてきたイメージがありますよね。私もそうでした。

油は太るし、胃がもたれるし、自分には合っていないのかも?と思っているところもありました。

でも本書を読み進めるうちに、私は油への認識がガラリと変わりました。

シュガーバーニング(糖質燃焼型)からファットバーニング(脂質燃焼型)へ!

前項で紹介した「医者が教える食事術-最強の教科書」という本の中にあったように、現代人は飢えていないのに糖質を摂りすぎている状態だと言われています。

そして本書でも、原始の時代から私たちは飢えと闘うためにもともと脂質を燃焼してエネルギーに変える「ファットバーニング(脂質燃焼型)」につくられていたと説明されています。

それなのに、現代の私たちが活動するときにエネルギーの原料としているのは糖質、つまり「シュガーバーニング(糖質燃焼型)」になっているんですね。

本書では、体の中に燃料を蓄えるタンクが2つあると仮定して説明がされています。

1つは糖質の燃料タンク。このタンクは肝臓にあり、グルコースに替わるグリコーゲンという糖質の燃料が蓄えられています。

もう1つは脂質の燃料タンク。体中の脂肪細胞にあり、脂肪酸という脂質の燃料が蓄えられています。(=体脂肪)

糖質の燃料タンクはすぐに燃料を取り出せるけれど、2,000キロカロリーしか蓄えられません。

1日であっという間に使いきってしまいますよね。

一方。脂質の燃料タンクのほうは、およそ40,000キロカロリーも貯蔵できるのです!糖質タンクの20倍ですね!

かつての人類は、脂質タンクの燃料を使っていた=ファットバーニング だった、というわけです。

そう。実は私たちは、糖質を摂らなくても脂質を使ってエネルギーを得ることができ、そのほうが体にとっては自然で効率的だというのです!!!

ビックリしますよね!

しかし、現代では私たちは食べ物が簡単に手に入るようになったので、糖質の燃料タンクだけで十分にまかなっていけるようになり、糖質の燃料タンクだけ使うようになった=シュガーバーニング のが、私たちの体だそう。

シュガーバーニングの弊害

シュガーバーニングに頼ることで、私たちにはたくさんの弊害がうまれました。

さまざまな生活習慣病や虫歯、昼食後の急激な眠気(インスリンのスパーク)、甘いものを麻薬のように次々と欲しくなる、などなど。

血糖値が乱高下し、体が常に不安定な状態になるのです。

一方で、これが「ファットバーニング」の状態であれば、インスリンと血糖値が常に安定した水準でキープされます。

エネルギー源は脂質タンクから安定的に供給されるため、体の機能も高い水準の最適な状態で維持され続けます。集中力も高まるのです。

どうでしょうか。

本書の冒頭部分をすこしだけまとめただけですが、ここまでで十分「ファットバーニングの状態」にしてみたい、と思いませんか?

私は「ファットバーニング」にとても興味がわきました。

良いアブラの摂り方のポイント

それでは肝心の、ファットバーニングにするための「良いアブラの摂り方」についてまとめてみます。

アブラには、飽和脂肪酸不飽和脂肪酸があります。

飽和脂肪酸…常温では固形になるアブラ。バター、ギー、ラードなど主に動物性のアブラのこと。

不飽和脂肪酸…常温では液体になるアブラ。植物性のアブラや魚のアブラのこと。

さらに、不飽和脂肪酸一価不飽和脂肪酸(オメガ9=オレイン酸)多価不飽和脂肪酸(オメガ6=リノール酸/オメガ3=aリノレン酸)に別れます。

これらのうちオメガ6とオメガ3は人間の体の中で作ることができないため食べ物から摂取する必要があり、とても重要なポイントとなります。

オメガ6とオメガ3の理想の割合はオメガ6:オメガ3=4:1といわれています。

ただ、普通に食事を取っていると極端にオメガ6に偏るそうです。オメガ6を控えめに、オメガ3を積極的に摂るようなバランスを心がけることが大切だそうです。

さて、それぞれの「良いアブラ」の選び方ですが…

長くなったので次の記事に続きます。

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