セブンシーズ完結後の外伝(番外編)を読了!ネタバレありの感想。愛の究極は「ゆるす」ことなんだなぁ。

スポンサー広告

ちぇこです。

前回、大好きな田村由美さんの「7 SEEDS」が完結を迎えたことを感想ブログにしました。

セブンシーズ35巻(最終回)のネタバレあり感想。すべての糸が回収されて、ときめいて、もう満足。笑

2017.08.11

そしてflower本誌では3回に渡って「外伝(番外編)」が掲載されており、本日その外伝もフィナーレを迎えたので感想を書いておきます!!

7SEEDS【外伝】のあらすじ

それではまず7SEEDS番外編である【外伝】のあらすじです。

前編(flower10月号)

佐渡での、35人の新しい生活基盤づくりがスタート。

合流してまずは「海チーム」「空チーム」などと実用的なスキルに合わせてチーム分けをして共同生活を作り上げていきました。

安居と涼はみんなから離れた場所で距離を置きながら生活していましたが、安居はこっそりとナツに食べられる植物を手渡すなど、手助けをしていました。

そんな安居を見ていた涼は、ある日メンバーの元を訪れて…

中編(flower11月号)

はなの目の前に現れた涼。

「安居を許してやれ」と主張し、「消えてもらうほうが早いか」といってはなを殺そうとします。

そこへ助けに入ったのが安居。その後安居ははなに謝罪します。白髪だらけの頭を下げて。

はなは、自分にも非があったとし、謝ってほしいとはもう思っていないが、ただただ安居のことが「怖い」と「近寄らないで」と告げます。

その後倒れてしまったはなですが、涼のあの行動は自分が悪者になって安居を助けるためのものだったと気づきます。

涼の行動にショックを受けていたまつりにそのことを伝え、まつりは涼を慰めに向かいます。

その後みんなでの生活を遠目で見ながら、安居は「みんなと一緒にあそこにいたかった…」とひとり切なく涙します。

そんなさなか大雨が降り、このままではみんなの新居予定地が水没してしまう危機に。

それを食い止めるために、安居はとっさに行動に出て…。

Sponsored Links

後編(flower12月号)

安居や涼の機転により、新居予定地の水没は免れました。

その後完全に新居が完成し、穏やかな時間を過ごすメンバー。

一方、完璧主義で頑なゆえに分裂してしまっていた夏のAチームが再結集し、安居と涼の望みである「船を貸してほしい」という依頼の橋渡しをしました。

安居の目的は、各地のシェルターにたくさん残っている備品をすべて回収して持ってくること、海の向こうで人を探して連れてくること、でした。

こうして、安居と涼(とまつり)は旅立つことに。

必ず帰り、方舟を開けてみせる!と決意した安居の、みんなと自分の希望を乗せた船が出港したのだった。

そしてもうひとつの外伝として、ちまきの父親目線のストーリが描かれています。

ラストのシーンでは子供たちが走り回る未来のシーンがあり、方舟が無事に開かれたことを暗示して完結しています。

読み終わって思うこと

これできっと本当に…終わってしまいました。さびし~(TへT)

新居予定地が大雨で流されていくシーンで、水に浮く種子がその流れに乗って遠く遠くへ流されていく様を、自分たちの命と重ね合わせている描写がとても美しかった。

セブンシーズのテーマはここにあったんだろうなと改めて思ったのでした。

本編の間は、本当に安居に対してはいろいろな複雑な感情がありましたが、外伝では見ていられないくらい安居と涼が切なくて切なくて泣けてきてしまいました。

わたしはセブンシーズのストーリーの中でも最もインパクトがあったのは

夏のAチームの生い立ち(学校での)ストーリーでした。

正直、怖すぎてトラウマになるレベルで(苦笑)、このあたりのコミックを読んだ夜は眠れなくなってしまったほどです。笑

あの環境で育って、普通の情緒を身につけることはまずできないと思います…だからこそ安居や涼の姿がとても痛々しく、切なくて、この外伝でも胸を痛めながら見ていました。

夏のAチームの残りのメンバーがそうしたように、そしてこれからきっとはなもそうしていくと思うのですが、相手を赦すという行為は、もしからしたら「愛」という次元の中では最高に難度が高いものだと思います。

自分を赦す。相手を赦す。

なぜなら、人によって表現できる愛の形はそれぞれに違うからです。

器用に伝えられる人ばかりではありません。成長過程で、育った家庭環境で…与えられた愛と、欲しかった愛が食い違うことはよくよくあることだと思います。

外伝の最終話にちまきのお父さんのお話も初めて出てきますが、描かれていないためわかりませんが

もしかしたらちまきは、2歳の頃一緒にお絵かきした記憶以外に記憶のない父のことを憎んだことがあったかもしれません。

全然自分に会いにも来ないし、自分のことなんて愛されていないと感じていたかもしれません。

でもちまきのお父さんのように愛し方がわからなくて、最後まで不器用で、せめて自分のできる形でお金を作り、送ることが最大の愛の伝え方だという人だってたくさんいると思います。

そこには、ちまきの求めていた(かもしれない)愛され方はないかもしれないけれど、「愛が」あったことには間違いないと思うのです。

セブンシーズのプロジェクトに同意し、子供たちを未来へ送り出すという決断を下したご両親たちの想いとは、どんなものだったのでしょうか。

そこには、生きていてほしいという願いと深い深い愛を感じずにはいられません。

たくさんの登場人物の中で、それぞれに様々な憎しみや怒り、誤解もありましたが、いずれお互いがすべてを赦していくは絶対にできるだろうなと想いました。

最後の2コマに描かれていた未来がそれを物語っていると思います。

田村由美先生、本当に本当にお疲れ様でした、ありがとうございました!!!

以上、セブンシーズ外伝の感想でした。

田村由美先生の新シリーズについてのお話▼

田村由美先生「ミステリと言う勿れ」第1巻読了。また楽しみができてしまった。

2018.01.14
スポンサー広告