みなさん、普段「怒りの感情」とどう向き合っていますか。
わたしはつい先日、久々にわたしにとってどうにもプンプンしてしまうことがありました。
でもきちんと相手に伝えることができない性格が災いし、なんとまる2日もそのイライラに自分が囚われ続けました。(。´_`。)
あれは久々に本当に自分自身がひどく疲弊しました。
そんな自分が嫌で嫌で。
相手に主張できないまま悶々とするなら、こんな感情はじめから持ちたくない。と思う一方で、
逆に怒りの感情を包み隠さずすぐに出す人がすごく苦手。
誰だって好きではないでしょうが、他人の喧嘩や怒鳴り声を聞くと心臓がドキドキしたりしませんか?
わたしはいつもそうです。(´~`)
だからずっと、「人間から怒りの感情なんてなくなればいいのに!」と思っていました。
少なくとも、自分の中に湧き出てしまう怒りの感情を、もう少しコントロールできるようになりたいなと思ったのです。
そんな時、5月から通っている立花岳志さんのブログ塾で、同じ塾生として参加していた安藤俊介さんの新刊「はじめてのアンガーマネジメント実践ブック」を頂いたのです!!安藤さんは日本アンガーマネジメント協会の代表理事で、日本のアンガーマネジメント第一人者です。
タイムリーすぎるわたしの悩み、怒りの取り扱い方=アンガーマネジメント!
う、うれしい!!
早速読んだろところ、目からウロコ、学ぶことがたくさんあったのでブログに残しておこうと思います。
アンガーマネジメントとは、「怒らなくなる方法」ではない!
前述のように、嫌な怒りの場面に出くわすとわたしは「怒りという感情なんてなくなればいいのに」と思っていました。
でも、少し考えればわかるのですが、怒りの感情にももちろん良い側面もあるんですよね。
それは動物本来の生きるパワーとなったり、あるいは怒りを糧にして目標に突き進めたり。
だからアンガーマネジメントの大前提として、「怒ること自体に問題はない」のだそうです。
それを「怒ると決めて怒った」という状態にすること、そして怒りの感情を上手に伝えられるようにすることが、目指すところなのです。
なるほど…!
それがわかっただけでも、なんだか安心できました。
怒りとは、「二次感情」である!
これもとても驚いたのですが、「怒り」という感情は、実はそれ単体では存在していません。
怒りを感じる前に、常に何か第一次感情を「感じて」、それが怒りという形で現れているというのです。
ではこの第一次感情とは何で起きるかというと、それは「意味付け」です。
何か物事が起きた時、人はその出来事に対して意味付けをし、その意味を受けて、怒りの感情が起こるのだそうです。
確かに、わたしは以前、約束の時間に毎回大幅に遅れる友人がいて(笑)冗談半分でいつも怒っていたのですが、自分でもなぜ怒るのかよくわかっていませんでした。
だって、いつも遅刻する友人に対して全然気にしない心の広い人も世の中にはたくさんいます。
そこで、今本で読んだことを照らし合わせてみると、自分でも恐ろしい闇が出てきました。笑
出来事 →友人が遅刻したこと。
意味付け →私は時間どおりに来ていて、なんなら張り切って20分も前に着いてしまって(笑)、でも待つことによって結局40分以上も私の時間が無駄になってしまった。いつもこうだから、その人は私の時間を奪うことに対して、なんとも思っていないんだろうな。私はその程度の人間と思われているんだな。とても悲しいし、苦しい。
=「苦しみ・悲しみ」から「怒り」になった。
ひー。
わたしの意味付け、重いっ笑
と自分で思いながらも、そういうことだったのかと、納得しました。
でも。そうすると、さきほど言ったように、同じように遅刻されても全然気にしない人はどう意味付けしているんだろう?と思いはじめました。
そして読み進めると核心が出てきます。
私たちの怒りの正体は、自分が信じている「べき」にあった!!!
「意味付け」の仕方は人によって違ってきます。
その意味付けは、知らず知らずのうちに出来上がっている自分だけの価値観、「~べき」というフィルターを通しているというのです。
上の例で言うと、「待ち合わせには、時間通りに来るべきである」「時間を守ることで、相手の時間を尊重すべきである」というフィルターが、私の中にはいつの間にかできあがっていたのですね。
その自分で作った「べき」を相手によって破られてしまった時、人は傷ついたり悲しんだりして、怒りに変わるのです。
本書では、この自分の中にある「べき」の取り扱い方についても述べられています。これがとても勉強になりました。
あなただけの怒りの癖がわかる!アンガーマネジメント診断
怒りについてかなりクリアになってきたところで、次にアンガーマネジメント診断に入っていきます。
これは自分の怒りの癖を知ることができる、チェックテストです。
本を読みながらのクイックチェックテストもできますが、購入者特典となっているアクセスコードを使って、インターネットで質問に答えていくことで診断ができるのです!
わたしはクイックチェックテストと、ネットで行う本格的なチェックテストでは結果が違ったので、絶対にしっかりネットから回答することをおすすめします!
怒りのタイプは、公明正大タイプ/博学多才タイプ/威風堂々タイプ/外柔内剛タイプ/用心堅固タイプ/天真爛漫タイプの6つに別れています。
また、本書ではそれぞれのタイプの特徴について実に詳しく書かれています。
自分のタイプの項目を読むことで本当に勉強になりますし、あまりに思い当たる点があって、冷や汗が出ました。笑
そして最後の章は、アンガーマネジメントができるようになる体質改善トレーニング。
これは21日間分として設定されたトレーニングで、具体的な方法が詳しく書かれています。
前章までのところで自分の怒りタイプがわかって、自分を客観視できた後なので、これを実践すれば実になるスピードも違うと思います。
わたしもまずは初歩ステップである、「アンガーログ」をつけることから始めたいなと思っています。
ワクワク!!!
会社で、家庭で、ちょっとイライラしちゃう自分を変えたいと思ったそのときには、
ぜひこの「はじめてのアンガーマネジメント実践ブック」をおすすめしたいです。
入門編も最近文庫になって出たそうですので、心構えとしてこちらから読むのも良いと思います。
はー、勉強になった。ありがとうございました。
おまけ。
ブログ塾の数日前、夫に、
「最近わたしイライラしがちだから、アンガーマネジメントの本を買おうと思ってるんだよね!」と言ったところ、
普段から滅多に怒ることのない仙人みたいな夫は、
「ん?フラワーアレンジメントの本??(*。・ᴗ・。*)」
と相変わらずメルヘンな聞き間違いをしてくれました。笑
(確かに音は似ているけど… 扱っている素材が全然違う…笑)
いつもわたしのプチいらいらを受け止めている忍耐強い夫に感謝しつつ…
感情(怒り)のコントロール訓練を続けていきたいと思ったのでした!
おしまい。