テレフォン人生相談に見る「自分劇場」~妻が、いつも妹にイライラしているのをなんとかしたい~

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ちぇこです。

以前の記事で、▶「嫌いな人」を作ってしまう原因は何?ひとつひとつ心の仕組みを観察して楽になろう。ということを書きました。

「嫌いな人」を作ってしまう原因は何?ひとつひとつ心の仕組みを観察して楽になろう。

2017.07.16

今回も、私たち夫婦がハマっているラジオの「テレフォン人生相談」から厳選した相談内容を書いてみます。

回答者の先生方はやはりプロフェッショナルであり、いつも見事に相談者が抱える本当の問題を暴いていきます。本当にかっこいい!!!

テレフォン人生相談ではよく、真実のヒントがとんでもないところに隠れているということがよくあります。今回もとっても興味深いですよ~。

ではいってみます。

妻が妹にいつもイライラしているのをなんとかしたい!

相談者は男性。妻と母親との3人暮らし。

「お盆やお正月に顔を出す相談者の妹。
妻が妹を嫌いで、うまくいっていないのをなんとかしたい。」

といった内容です。

相談者の主張はこうです。

ーーーーーーー

お盆やお正月に妹が顔を出しに来るが、
妹がわがままがな面があるのか、妻としっくりいっていない。

母の誕生日などに妹が贈り物をした際に、
妻いわく「これ見よがしで腹が立つ。私にも何かしろと言われている気分だ」と言う。
「そんなこと気にするな」と言ってるけど、妻は気になって仕方ないようだ。

「じゃあ私の方から話をする」というと「絶対言わないでくれ、よけいこじれるから」と言われる。

実際に妹が来たときは妻は立派な奥さんをやっており、妹も気をつかっているようにみえる。

どうしたらふたりがうまくやってくれるか。

ーーーーーーー

ちぇこ
なるほどー。これってけっこう、よく聞くような嫁と小姑の問題ってことですよね。聞いているだけでも、奥さんからものすごい怒りのパワーみたいなものを感じます。

加藤諦三先生のヒアリングが続きます。

「盆と正月ってことはそれほど頻繁ではないですよね。それでもそのことが毎日奥さんの心に圧し掛かっている(血圧あがったり体調悪くなったり)しているということですね。

あなた(相談者)との関係は?」

そう聞くと相談者は

「別に問題ないです。おふくろと妻との関係も普通です。」と答えます。
また、「妹が来た時にどんないざこざが起きるのか?」と聞いても

「具体的には特に何も起きていない」と言います。

ちぇこ
え?特に何も喧嘩したり嫌なことを言われたりしてないの?それなら奥さんなんでそんなに怒ってるのかなあ‥うーん。不可思議。

ここで諦三先生が「匂うぞ?」と言わんばかりに切り出します。

「あなたともお母さんとも問題ないのに、この些細な・毎日来るわけでもない・来た時に騒ぐわけでもない妹のことが、奥さんがこんなにも気になるのはどうしてなんでしょうね?奥さんは例えばあなたへ対する不満があるとかお母さんに対する怒りがあるのを隠していて、妹に向けているというということはないですか?

ちぇこ
なんと…!

すると相談者はあっさりと「あるかもしれません」と認めます。

ちぇこ
あっさりー!

そして諦三先生は言います。

「それがあると説明がつきます。これは攻撃性の置き換えです」と。

攻撃性の置き換えとは
人間は、本当に怒っている人に対して怒りを意識しているわけではないことがあります。
本当にけしからんと思っている人と違う人を批判するのです。

いずれにしても、「奥さんはいま心に問題をかかえている」というところまでたどり着きました。

大原敬子先生の回答

ここから幼児教育専門の大原敬子先生の愛のムチがブンブン飛びます!

開口一番「あなたの弱さとずるさが見えます」とピシャリ。

「あなたが奥さんに妹のことを『気にするな』と言うということは、『気にかけるな』ということで、俺のところに火の粉を持ってくるなということと同じです。

そして、妹が来た時に、あなたがいつまでも盾になってくれない弱さを、奥さまは知ってるんです。」

ちぇこ
はーーーー!なるほど…

すると相談者は、

妹が来ることでイライラしている奥さんに、「じゃあ出かけてきたらどうだ?」と言ってあげたことがあるが、断られたんだと反論します。

そこで大原先生の鉄拳が!

ちぇこ
わくわく

「そりゃ行かないですよ!「″じゃあ″出かけてきたら?」と言うのは、″じゃあ君がイライラするなら出かけてきたら?」 という意味になり、奥さんが悪者になっているのがわかりますか。あなたは自分の責任を負いたくないんです」

と語りかけます。

「『君の体が心配だから今日は家を出て、○○に行ってきなよな』と、盾になってくれる愛がほしいものなんです」。

ちぇこ
確かに…!

妻としては、頭が痛い時に「大丈夫か。こんな環境で悪いね」と言ってほしい。

妻の基盤の上で仕事をしていることを気づいてほしい。

今日から相談者がすることは、妻に関心をもつこと。
あまりにも妻に関心を持っていないし、夫婦間のコミュニケーションがあまりにもなかった、と分析します。

ちぇこ
すっかり奥さんの気持ちになってしまった。これは、寂しいよなあ。一番頼りにしたい夫に全然関心を持ってもらえず、でもどうしようもないから、義妹に敵意を向けることで本当の思いに蓋をしていたんだろうなあ。

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加藤諦三先生の回答

続いて我らが諦三先生の回答。

「そのとおり。

妻に関心がないと言いましたけど、あなた妻だけじゃなくて妹にもお母さんにも関心ないんですよ。誰にも関心ないんです」

相談者も「それはそうですね。めんどくさい。」とついに認めます。

「あなたの話を聞いていると、みんな何も問題ないように聞こえるけど、1番困るのは問題をわかってないのにわかっていると思っている人であり、あなたこのタイプだということ」。

そして諦三先生が今日も真実に迫ります。

「これは恐らく、いま一緒に住んでいるあなたのお母さんとの関係だと思う。」

ちぇこ
まじかーーーー!

あなたお母さんから本当に関心もたれたことないんじゃないかな?

相談者「そうですね」

「お母さんから関心を持たれたことがないから、その結果自分にしか関心がいっていない
これは奥さんにとっては極めて耐え難い状況です。コミュニケーションができないから。

そのことに気づくことが原点で、そこに気づけば、奥さんと妹さんとの関係はないことになります。

お母さんとの関係をしっかり見つめ直してください。」

ちぇこ
うーーーむ。結局、「妻と妹の関係が悪い」と相談してきたけれど、真の問題は相談者と母親にあった、ということで相談内容とは全然違うところに答えがありました。

まずは相談者がお母さんとしっかり向き合い、そして奥さんに関心を持ってコミュニケーションを取ることにより、奥さんが満たされ、妹への敵意がなくなり、結果すべてがうまく回りだす、という仕組みですね。

う~ん、深い。

最後に諦三先生は「男が男になるのは、母親からの自立。」と言って締めくくっていました。

いかがでしたでしょうか?

今回もとっても勉強になった、テレフォン人生相談でした。

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