食べすぎてしまうクセの裏にある心の仕組み。身体の声を聴いてみた。

痩せられない女、ちぇこです。

食べることが大好き、食べることだけが生きがい、ストレスは食べることで解消する…。

そんな自分が心の学びをするようになり、「心と食べること」「心と体」についてこれまで少しずつわかってきたことがあります。

手帳にも常々、「体の声が聴けるようになりたい」と書いてきたのですが、最近それを体感できる出来事があったので、どれぐらいちゃんと言語化できるかわかりませんが、ブログに残しておきたいと思います。

感情を伴った体感がいかに大切か、思い知りました。

[box class=”pink_box” title=”こんな方に”]

食べすぎる自分をやめたい
なぜドカ食いしてしまうのか知りたい
身体の声を聴く糸口がほしい
[/box]

それでは、いってみましょう!

私が我慢すれば、世界はうまくいく。

前回の記事にも書いたのですが、今年私は「自分を愛する」ことを一生をかけて取り組んでいきたいと決意しました。

私なりに「自分を愛する」ために、心の学びと並行して

  • 暮らし
  • お金

という分野で少しずつ取り組んでいくことも決めました。

「暮らし」に関しては家の中の片付け・断捨離がおおかた終了しました。

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そして、次はいよいよ「体」!

「体」にきちんと取り組みたいと思った私は、今こころのことを学んでいる講座の講師である岡部明美さんの個人セッションを申込みました。これが5月のこと。

その際には主に、うまく機能していない婦人科系のことや、子供を持つことにまつわることを主訴にしてセッションをして頂きました。

結婚して4年経つので、親戚のおじさんたちには子供がいないことで今まで嫌なことを言われて何度も傷ついてきたし、義両親には「申し訳ない」という罪悪感でいっぱいで、自分の望みがよくわからなくなっていたのです。

そのあたりを痛みとともに真正面から見ていく中で、なんと最終の着地点としてパートナーシップの問題が浮き彫りとなりました。それは、私が夫のことを見下しているということ。ものすごく攻撃的で傲慢であること。私がずっと頑張り続けなければいけない、という思いが強くあるということでした。

そうして迎えたLPL養成講座の第3講。テーマは第2チャクラ、「パートナーシップ」です。

私は本当にありがたいことにグループでの公開セッションのクライアントにして頂きました。

セッションをしてくださったのは、グループリーダーの認定セラピスト、寺島正枝さん

めっちゃ美人でお話がクリアで、憧れの魔女のおひとりです。きゃ♥

そしてそこで浮き彫りになったのは、個人セッションからつながる「私が頑張らなくてはいけない」という思い込み・ビリーフ。そして、「私さえ我慢すれば、家族はうまくいく。私さえ我慢すれば、世界はうまくいく」というものでした。

私はこころについて勉強するようになってから、いかに自分で自分のことが全然わかっていなかったのかということに気付かされたのですが、今回も自分が「我慢していた」なんてあまり自覚がなくて、そして相変わらず「ニーズを言って」と言われると全く出てこないのでした。これもセッションをする時の私のいつものパターン。

ニーズをきちんと感じて、そして伝える訓練は、これからの課題。「心の底からのニーズを伝える回路を作る訓練」を今後取り組んでいきたいと思います。

…そんなわけで、私のしばらくのテーマは「我慢」を解体していくことになりそうです。

そしてこうして旗を立てたら、自然とプロセスは進んでいきます。

ひとつは、体にまとわりつく脂肪はこの「我慢」の固まりなのではないかということ。

太っていると、やっぱり「自己管理能力がない」と思われるし、「なんか心がどうのこうの言ってるけど、結局だらしないだけじゃない?ただの言い訳じゃん」と言われます。

確かにそうです。私はだらしない。それは認めた上で、でも「私はだらしない」と自分を責め続けるのではなく、違う方向から私は自分を変えたいと思っています。

ストレスのどか食いは恥の感覚から生まれる

ある時見ていたメンタリストDaigoさんの動画に、「ストレスでどか食いしてしまう人の特徴」というものがありました。

曰く、ストレスでどか食いしてしまう人は

・相手に嫌われていないか常に心配していて
・人のネガティブな側面に気づきやすく
・ネガティブな感情に飲み込まれてしまう人

だとのこと。そして、このタイプの人は、ネガティブな感情を感じさせることによって子供をコントロールさせるタイプの親に育てられている可能性が高い、というのです。

例えば、「○○ちゃん、そんなことしたら恥ずかしいでしょ」「そんな汚れた服でここまで来たの?お母さん恥ずかしい。あぁ恥ずかしい。」「そんなこと言ってたらまわりの人達に嫌われるよ!」「こんなふうに注意してくれるのはお母さんだけなのよ」などなど。

うぐぐ…_:(´ཀ`」 ∠): あああああ。書いてて心臓がドキドキする。

こういった言葉により植え付けられた恥の感覚。ネガティブな感情。この感情のやり場を見つけられず、一時的に逃れるために食べ物(甘いもの)に逃げる。それがどか食いになる、というのです。

健気に「我慢」してくれていた体

話は変わりますが、私は4月で独立してから1年になります。

死ぬ覚悟で(笑)勇気を持って飛び込んだフリーランスの世界。ありがたいことに、お仕事は途切れることなく頂き、順調です。特に今年になってからは法人で新規の成果報酬制のお仕事を受注したこともあって、「頑張らねば」な意識が強かったと思います。

でも、仕事に意識が向けば向くほど、私は大好きな料理をしなくなりました。

全然作る気が起きないのです。

そしてある時、「最近本当に料理をする気になれない」という雑談から、夫にセッションをしてもらうことになりました。

夫は今期同じLPL養成講座を初めて受講しているのですが、受講してびっくり、恐ろしくどでかいBeingとラビングプレゼンスを持った名カウンセラー(私にとってですが)だったのです。

体の声を聴けたセッション

(会話の内容の一部を抜粋。素人同士の見様見真似セッションです)

私:「最近、本当に料理を作る気が起きない。いつも作らせて申し訳ないと思うけど、できない。でも『食べるなら美味しいものを食べたい』の。だから、美味しいものを食べるためについ外食してしまう…』←私だけランチをしに行くこともしばしば…💦」

夫:「僕はご飯に味噌汁に納豆とかシンプルな料理が好きだからそうしてるけど、ちぇこはそういうシンプルなのは好きじゃないんだよね」

私:「うん。家でシンプルなものを料理したいとも思わない。」

夫:「料理したくない気持ちと、美味しいものを食べたい気持ち、どっちが強いの?」

私:「はっ。美味しいものを食べたい気持ちだわ。」

夫:「もし、ご飯と味噌汁とおかず一品みたいな食事が続いたらどうなりそう?」

私:「(想像する)え~!(脳内発狂)やってられない!という気持ちになる!」(「美味しいものを食べたい」という自分の強すぎる「執着」に改めてびっくり!)

こういった感じで傾聴をしてもらったのち、マインドフルネスの状態になり、声がけをしてみたいという夫。3つの受信機といって、頭・ハート・腹に向けてそれぞれある言葉をかけて、体の反応を見ます。

夫の声がけ:「うまいもの食べないと、やってらんねーよ!!」(…なんで野郎言葉なんだよ!と一瞬笑っちゃったけど、よく考えてみたら私は中身はほぼ男だから強ち悪くないなと思った。笑)

私の頭:「そうだそうだ!」

私のハート:じわりと、まさかの涙が出てきました。(え!?ここで泣く!?とびっくり)

この時、私は寮に入って集団生活の辛さから甘いものをどか食いしまくっていた高校生の頃と、転校した土地で毎日死にたいくらい辛くて甘いものを食べることだけを楽しみにしていた中2の頃の映像が、一瞬でびゅんと出てきました。

「私にとって、食べることだけが、支えだった…」自然とそんな言葉が出てきました。そしてこの言葉がすごく気になったので、もう一度言葉がけをしてもらいました。

夫:「私にとって、食べることが、支えだった。

私の頭:「甘えてんじゃねーよ。何言ってんの」無性にイライラ。

私のハート:「そのとおり…涙」

私の腹:下腹部が突然ズンと痛くなる。「でも支えだったんだから、仕方ないよ…。」

私の頭とハートと腹、それぞれが違うことを言っていました。このとき、頭とハートと腹はそれぞれ私の思考と感情と肉体に対応しているように感じました。

ここから、思考と感情と肉体でエンプティチェアをすることに。

(エンプティチェアとは、ゲシュタルト療法のひとつで、自分の全体性や統合性を取り戻す為の『体験的な技法』のこと。対話ゲーム。)

思考から感情へ:「ただ怠けているだけ。逃げているだけ。」否定的な感情が出てきます。

感情から思考へ:「それはわかっているけど、食べることだけが支えで、救いだった。それがないと、あなたは生きてこられなかった。」涙

そして驚いたのは、肉体の席に座ったときでした。ものすごく悲しくて辛くて仕方なくなり、さらにとめどなく涙が溢れ出したのです。

肉体:「私は傷ついていた。でも、私は、犠牲になってもいい…!」嗚咽が止まりません。

びっくりしました。こんなにも涙が出てくるなんて。こんなにも我慢していたなんて。こんなにも我慢させていたなんて。

思考から感情へ:「視野が狭くなっている。幸せを感じられなくなっている時に、食べることに逃げている。」

確かに、最近独立したての頃のような、「あ~~幸せだなあ♥家で自分のペースで仕事ができる。毎日穏やかに暮らせる。なんて幸せなんだ」と言いながら涙を流すようなこと、なくなっていたなあ…と、気づいている私がいました。

夫:「思考と感情と肉体が統合するためには、どうすればいいと思う?」

感情:「確かに視野が狭まっていた。幸せであることに気づく。体を整えて、さらに幸せになる覚悟をする。そのために、幸せを感じたらノートに書くようにする。」

肉体:「私も幸せになりたい。感情さんが幸せになる覚悟をするなら、私も幸せになる覚悟をする。」

この時、私は下腹部を撫でていたようで、

夫:「その手は何を感じているんですか?」

肉体:「このお腹の脂肪は、私を守ってくれていた。ありがたかった。」ずびずび。涙

こうして、夫のリードのもとで、思考・感情・肉体が仲良くできるように、円陣を組むことに。

たくさんの涙とともに、それぞれのクッションをぎゅっと抱きしめて、アンカリングをしてセッションは終りとなりました。

ざざざーーっと書いたので、「なんのこっちゃ」と思われる方もいるかと思いますが、この時のエンプティチェは私にとってものすごく強力でした。

エンプティチェアであんなに泣いたのは初めてだというくらい、体から水分が抜けていきました。

それと同時に、あれだけの強力なエネルギーで我慢を積んでいた体の声が聴けたことに感動しました。

体と心は繋がっているから、たくさんの「我慢」を体と心で共有していたのかもしれません。

この出来事は、頭で理解するならば簡単なことですが、「体で」「感情を伴って」理解できたことは、私にとっては大きな進歩でした。

最後に

この記事では「我慢」について書いてきました。

我慢したこと、抑え込んでしまった悲しみ、怒り、寂しさ、欲しかったもの…人間はみんなみんな、生きている中でたくさんの封印してしまっているものがあると思います。

先日知ったのは、「我慢」が体に脂肪となってつくタイプと、そうでないタイプがいるということ。

私の場合は、感覚として、自分の中のネガティブ(特に“怒り”)を他人に向けることを強く禁じている傾向にあります。そして、他人に向けたり迷惑をかけるくらいなら、自分が醜い姿になってでも犠牲を体に押し付ける方が良い、と思っている節があります。

それほどまでに、自分を大切な存在として扱えない、ということなんだろうなと思います。

全ては結局、「自分を愛する力」だなと、改めて思ったのでした。

そして、「痩せられない」じゃなくて、「痩せたくない」が真理。

太っていることで得ていたメリットを手放して、そろそろ本気で、体と向き合っていきたいと思います。

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