角野栄子さんの「新 魔女図鑑」は、魔女の本質を描いた子供にもおすすめの絵本。

書評

ちぇこです。

タイトルの通り、魔女を目指している私ですが(笑)、そう名乗るようになってから不思議と魔女に関する本が目に入るようになりました。

意外とあるんですよね、魔女本!笑

今回は、夫が見つけて買ってくれた「新 魔女図鑑」を読んで見ましたので感想を書きます。

作者は「魔女の宅急便」の角野栄子さん!

いつの間にか夫が買っていてプレゼントしてくれたこの「新 魔女図鑑」。

作者はあの「魔女の宅急便」の作者角野栄子さんだと言うのです!

魔女の宅急便といえばもう、魔女見習い会では有名な(そんな界隈があるのかわかりませんが。笑)第一人者です!!

私は興奮しながらさっそくページをめくっていきました。

子供から大人まで楽しめる魔女の絵本

「魔女」ってどうしても、おどろおどろしくて怖いイメージを持たれがちだと思います。

でのこの本はそんなイメージを払拭してくれる、実用書のような素敵な本です。

物語はエイコおばさんとツヤちゃんを通して、魔女に出逢うことから始まります。

そこで魔女の誕生から、自然との向き合い方を学びます。

魔女が薬屋さん、お医者さん、お産婆さん、祈祷師さんといった側面を持っていたこと。

魔女のほうきについてやお茶、薬草、ハーブについて。

魔女の歴史やお祭りについて。

本当に多岐にわたって描かれていて、魔女について本質的なことを学ぶことができるのです。

中でも私が一番印象に残っているのは、

「魔女はどうして、草や木から力がほしかったの?」という疑問に対する魔女の回答。

「むかしはひどかったんだよ。

赤ん坊が生まれたってじょうぶに育つとは限らない。

いまの人にはわからないだろうけど、そりゃきびしい暮らしだった。

泣いたってわめいたって、どうにもならない。

かといって、あきらめるわけにもいかないじゃないか。

大切な子どものことだもの。

家族を守りたい。

魔女はね、この守りたいっていう気持ちから、

生まれたんだよ。

魔女の薬も、空を飛ぶことも…。

守りたいっていう気持ちをあきらめなかったからさ。」

 

うおーん・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。

魔女は家族を「守りたいという気持ちから生まれた」「守りたい気持ちをあきらめなかった」存在だった。

この一節を書き写しながら、またまたじんわりきてしまいました。

素敵だなあ‥

これは本当に、小さな子供から大人まで、ぜひ読んでほしいなあと思います。

今後も個人的に、魔女研究は進めていきたいと思います。笑

 

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