甲状腺と副甲状腺の異常で伊藤病院へ。待ち時間や細胞診、手術までの流れ、第5チャクラについて。

ある日母から動揺した様子で電話がかかってきて、甲状腺に問題があり、最悪ガンかもしれない、といった主旨の報告を受けた。

両親は現在地方都市に住んでいるが、見てくれている病院は症例数も少なく不安でどうしたものか…といった内容だった。

細かなことや知識はないけれど、わたしもその医師だけの判断に任せるのは危険だと感じたので、セカンドオピニオンに賛成し、伊藤病院へ行ってみることに。

今回は、その内容を残しておきます。

甲状腺と副甲状腺の数値の異常。

もともと、3年前に受けた人間ドッグで母は要検査となり、結果を持って地元の病院へ行った。その先生には、「嚢胞だから2-3年後にまた来て下さい」と言われた。

その1年後に、別症状で他病院にかかった際に「甲状腺を診てもらった方がいい」と言われ、再度地元の病院へ。

そこではエコーと血液検査をして、「昨年とあまり変わりないですけど?細胞診してみますか?」と聞かれたため、お願いした。

しかしその結果、骨粗鬆症であるということと、「これは甲状腺ではなく、外にある副甲状腺に問題があるみたいですね」と言われた。追加で血液検査をし、2週間後に出た結果は【良性】だと言われた。

このままにしておけないので、急がないが手術が必要だと言われた。

セカンドオピニオンを決めた理由

再受診した際に「問題ない」と言い切っていたかと思いきや、いざ細胞診をすると「手術しか方法がないし、そうとわかったら早く手術したほうがいい」。手術というそんな重大なことを、流されるままにお願いしていいのか?また、甲状腺年間症例数が10件以下だというこの医師に、母の命を預けられるのか?と私は思いました。

→そうして、家族でいろいろ考えた末、最善の選択をするために、紹介状を書いてもらい甲状腺で実績のある病院へ移ることを決意しました。

日本での年間甲状腺手術数1位の病院が、東京の「伊藤病院」

両親が調べたのは、東京の伊藤病院と、大分の野口病院。

最終的には、利便性を考えてわたしと弟が今暮らしている東京で受けることにしました。

わたしの保険を担当してくださっている方(かなり賢く知識も豊富)にも相談したところ、甲状腺関係なら伊藤病院野口病院、そして金地病院がとても良いとお墨付きをもらいました。

また、「甲状腺関係は、最近の医療の進歩のおかげでそんなに深刻なものでないよ」と言ってもらえて安心したのを覚えています。

名医が揃っている伊藤病院

伊藤病院は、80年間三代にわたって甲状腺疾患の診療のみに向き合ってきた専門性の高い病院です。

1日平均なんと1,700人の患者さんが訪れるそうです!驚

甲状腺の名医として有名で、メディアにもたびたび取り上げられています。

副甲状腺の場合には細胞診は禁忌!?

両親が上京し、ふたりでいざ診察へ。

物腰柔らかな医師が対応してくれ、「遠くからよくいらっしゃいましたね」とねぎらってくれたそう。手術となっても半年待ちであることは事前に聞いていましたが、実際に画像などを確認し、ラッキーなことにたまたま空きが出て、急きょ1カ月後の手術が決まりました。

そしてその診察の中で、医師から手術までの流れとして、副甲状腺の場合には細胞診はしないものだということ、もししてしまうと、針が被膜をやぶり細胞をばらまいてしまう可能性がある、という話があったそう。

そのため、細胞診などはせず、手術の流れになると。

病院を出たあと、上記のことが母は気にかかりました。

なぜなら、(上記の通り)地元の病院で以前に細胞診をしていたからです。

その後インターネットで調べても「副甲状腺の場合、細胞診は禁忌」という内容が出てきたためパニックに。

地元の医師は、もしかするととんでもないことをしてしまったのではないか?

細胞診をしたことで、母の体にはもう細胞がばらまかれてしまっているのではないか?

そんな不安で頭がいっぱいになったのです。

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地元の医師への確認と、伊藤病院へ代理で相談に。

母は伊藤病院へ電話するも、担当医師がその日はおらず。地元の医師もその日は出張でした。

そこで、地元の医師には次の日の午前中に会って話を聞き、その内容をもってわたしが伊藤病院へ代理で行き話をしてくる、という手段をとりました。

地元の医師に母が聞いたところによると、

・細胞診をするまでは、甲状腺か副甲状腺かはわからなかった。
・画像を見て、形も悪いものと思わなかった(悪性のものではないと思った)から細胞診を行った。
・確かに、<副甲状腺の場合細胞診は禁忌ということは認識しているが、絶対的禁忌ではないと思っている。
・刺した場所など、詳細なことは細胞診をした病院から取り寄せることはできる。

といったものだった。

私は上記の内容をすべて時系列でA4ペラ1枚にまとめ、伊藤病院へ。

伊藤病院へ!人の多さと待ち時間に驚いた!

母からの報告を受けたわたしは家を出発し、伊藤病院へ。

着いてびっくり!人、人、人で大混雑!これが本当に病院…?

やはり日本一というのはこういうことなんだな、と。そして日本にはこんなにも甲状腺で病んでいる人がいるのかと。

病院に着いたのが11時前。その時点での受付NOはなんと762番!ひぇ~!驚

結局、診察を受けたのが14時頃なので、軽く3時間は待ちました。疲れた~笑

とはいえ、待ち時間を確認できる機械もありますし、外出も可能、表参道という立地的にも周辺にお店はたくさんあるので、スタバに行ったりして時間を潰しました。

いざ医師と面会。副甲状腺の細胞診について。

医師に話したいこと・聞きたいことをもれなく伝えられるように、用意したA4ペラ1枚を、わたしはそのまま読んでもらいました。笑

そして、医師の回答は…

散らばってしまった可能性について

なんともいえない。
ばらまかれてないことを祈るしかない。細胞レベルのことなので、わからない。

今後どうなるか、じっくり見極めていく。

実際にばらまかれた場合の症例は?

良性でも悪性でも、正常の副甲状腺を刺すことにより、どれくらいばらかまれるかということは、わかっていない。実際の記録でもない。
僕らの定説では刺さないことになってるけど、実際にどれくらいの確率で起こるかはわからない。実際にばらまかれた患者さんも今まで診たことはない。
手術の時にわかるものでもない。
今後の術後の経過で、塊ができたり、カルシウム値が異常が出たりしたときに、それのせいだったのかな?ということになる可能性はなくもない。
(それくらい、因果関係などがはっきりしていないということだと思う)
いずれにしても、いまいますぐ何かが起きるということではない。最悪悪性のもので、ばらまかれてたとしても、何年かしてからでないと、その答えはわからない。
悪性でも良性でもばらまかれてても、今後の手術の内容は変わらない

こういった返答でした。

結局は、今わたしたちが心配していることはまだまだわからない細胞レベルの世界のことであり、絶対的なものでもないということ。

そして、今すぐどうのこうのということでないことがわかり、とりあえずほっとしました。

今後も、経過を家族で見守り、母を支えていきたいと思います。

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甲状腺の問題と、心の関係。

ところで、実際にこれからお世話になるのは西洋医学の力なわけですが…

わたしとしては、やはり心と体は繋がっているということがいつも頭にあります。

そして、甲状腺を病むということは、どういったメンタル面が影響しているのか?調べてみたところ、甲状腺関係はインド医学で言う【第5チャクラ】であることがわかります。

第五チャクラは、喉に位置している事から、コミュニケーションや自己表現、音による創造に対応するチャクラです。

肉体的には、甲状腺に対応しています。甲状腺は、体の新陳代謝を促す甲状腺ホルモンを分泌しており、人間のやる気と深く関係している内分泌腺です。甲状腺が活性化することで、肉体的にも精神的にも元気になり、充実した生活を送れるようになります。
(引用:第五チャクラ|感情表現力を高め魅力的になる為に必要な事

引用元サイトの第5チャクラの状態チェックなんかもとても面白いです。

この甲状腺の病気が母の年代の女性に多いということも、こういったマインド面での特徴も大きいと思います。

病気見つかったときに、大切なのは、やっぱり【どうしてそうなったのか。どうしてその症状が出たのか】その問題が起きた部位に着目して、それを体のメッセージとして受け止めること。そして根本を見直し、今までの行いを変えていくことこそが、大切だと思います。

今回の母の病気を受けて、そんなことを改めて強く認識しました。

伊藤病院の待ち時間に近くでお茶&ランチ!時間を潰せる半径50m以内のお店をまとめました。

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