ちぇこです。
今までお金のことって、「なんか難しい。」という理由できちんと向き合うことなく生きてきました。
家計簿などをつけようと思ってもいつも挫折して続かないし、
お給料はなかなか増えないし、
口座から毎月入っては出ていってしまうのをただただ、恨めしく思いながら見送っているだけの状態。
でも、今後のことも考えるとお金のことを真剣に向き合いたいと思うようになりました。
そして前職場の同僚で今も仲良くしている友人4名で集まった際に、確定拠出年金の話になりました。
単語は聞いたことがあったものの、ジブンゴトとして考えたことのなかった私は、夫に帰ってから相談し、セミナーに参加することに!
その内容をレポートします。
セゾン号の長期投資入門セミナー
私たちが今回申し込んだのはセゾン投信の長期投資入門セミナー。
実は1年前から我が家もセゾンで積立投資を始めたのです。
しかし、どこのファンドにするかといった選択や登録もろもろを夫に任せっきりでした。
セゾンでは年に数回セミナーを行っているようですが、前回は満席で参加できなかったんですね~。
なので今回は参加できてよかったです◎
会場は大宮のシニックシティ。会場は満席でした。
講師は、セゾン投信代表取締役社長の中野晴啓さんと、FCP代表の房前督明さん。
セゾン投信について
中野さんはまずはじめに今回このファンドが10年を迎えたことと、「10年元気に運用できるファンドは少ないんですよ」と報告。
セゾン投信が活発である証拠に、「セゾン資産形成の達人ファンド」は「トムソン・ロイター リッパー・ファンド・アワード2017」で最優秀ファンド賞を3年連続で受賞。また、「R&Iファンド大賞」でも4年連続で受賞しているそうなのです。
すごいですね!
今年は惜しいことにNISA部門の受賞を逃したそうですが、受賞したのはこちらも最近話題の「ひふみ投信」だったそうです。
私達もセゾン投信で運用をはじめて1年経ちますが、今のところばっちり利益が出ています(^^)v
そのことはまた別記事にしたいと思います。
GDPではなく、GNIでみる日本の豊かさ
アベノミクスの構造改革のひとつである「金融改革」。
普段私たちが耳慣れしている「GDP」=国内総生産は、生産サイドからみた経済指標。
日本のGDPはアメリカ・中国についで世界第3位です。
一方、本当に国民ひとりひとりがどれだけ豊かであるかを知る指標が「GNI」=国民総所得。
このGNIに関しては、日米の格差がどんどん拡がっているんですね。
日本の金融資産は、10年前は1,500兆円で現在は1,750兆円。
対してアメリカの金融資産は、10年前は4,500兆円で、現在はなんと9,000兆円。
10年前は日本1,500兆円、アメリカ4,500兆円で日米間に3倍の差がありますが、そもそもアメリカの人口は日本の約3倍なので、妥当だと考えられます。
しかし、現在の額である日本1,750兆円、アメリカ9,000兆円で比較するとなんと5倍もの開きがあるんです!!
ひゃ~大変。
さらに内訳を見ていくと…
日本の1,750兆円の資産のうち53%(=930兆円)が預貯金で、投資が100兆円。
ところがアメリカの9,000兆円の資産のうち預貯金はたったの13%で、投資が2,000兆円なのです。
つまり、
[aside type=”boader”]
- アメリカ人は貯金をしないで投資を持っている。
- 日本人は投資をしないで貯金をしている。
[/aside]
ということなんですね。
預貯金か投資か。それが成長の分かれ道!?
そうなのです。
実は、投信として持っていることがアメリカの経済大成長の秘訣だったのです!!
一方、日本ではゼロ金利のまま20年以上経っていますから、貯金されている資産は一向に増えていないということなんですね。
では、なぜこんなに違いが生まれたのでしょうか。
…実は、アメリカ人がこれだけ投信を持っているのは、国策によるもの。
その大きなベースが確定拠出年金=401Kだったのです!!
アメリカ人は国策により投信をもつことで、
ボーッとしているうちに気づいたらみんな豊かになっていた
ということなのです。(セミナー原文ママ、笑)わーお!
…ということで、日本も眠っている930兆円の預貯金を再稼働させよう!!!ということが、金融改革の目的なんだそうです。
そう、一億総ツミタテ時代、ということですね。
そして、今まで貯金しか知らなかった国民に、政府は長期資産形成をしてほしいと動きだしたわけです。
そのための制度が、少額投資非課税制度=NISAであり、2018年からは積立NISAも始まります。
また、今まで主婦や公務員はできなかった確定拠出年金個人型(iDeCo)も利用できる、ということなんですね。
ポイントは
[voice icon=”https://cheko-blog.com/wp-content/uploads/2017/04/8983163c45ee3a41c7c70f31eb12df0d.jpg” name=”ちぇこ” type=”l fb” big”]
長期+積立+国際分散投資!![/voice]
そのため、NISAやiDeCoはとてもおすすめということです。
それぞれメリットと考えられるデメリットを考えながら天秤にかけて、どれが1番良いか検討する必要があります。
房前さんがおっしゃっていて印象的だったのは、「大事なのはココロの余裕。できる範囲でながーーーく続けましょう」ということです。
こういった投資ものは、相場の動きによってビビって途中でやめちゃう人が多いけれど、常に淡々と続けた人が、最後には勝つのだ、と。
あら。なんだかブログ運営と一緒だなあ、と思いました。
とにかく、地道に続けること。むむ、深い。
セミナー会場には、中野さんの著書も販売されていたので購入(^^)
ちゃっかりサインもいただきました★
これを読んでしっかり勉強しようと思います。中野さんも「この本は1番思い入れのあるものです」と仰っていました。
とっても勉強になったセミナーでした!!