ちぇこです。
ディズニーピクサーの最新作「リメンバーミー」を観てきましたので感想を残しておきます。
さすがとしか言えない!ディズニー・ピクサー最新作
いやー。なんというか、「さすが」としか言えなくて、ブログに感想が書けるか自信がなく。笑
でも頑張って書いてみようと思います。
それくらい、完璧な作品でした。
さすがディズニー。さすがピクサー。
実は公開日当日に観に行こうと、映画館でチケットを予約していたのですが、なんの運命か前日に義祖母の訃報が入り、急遽夫の実家へ。当然その日には観られませんでした。
改めて日曜日に観てきたのですが、そんなこともあり「この世とあの世」「生きること」について考えさせられている、この数日です。
日曜の夕方に観に行ったのですが、いつも私たちが映画を観るときと圧倒的に雰囲気が違ったのは、子供連れがものすごく多かったこと。
ものすごくザワザワしていて始めは心配だったのですが、物語終盤にはたくさんの子供たちのしゃくりあげるほどの泣き声が聞こえ、劇場の一体感を感じることができました。
そうだった。子供の方が大人よりずっとずっと感性が美しんだなと、気づかされたのでした。
さてこの「リメンバー・ミー」ですが、とにかく素晴らしかった…ということはしつこく何回も書いているのでいい加減鬱陶しいですね(笑)、何がそんなに素晴らしかったんだろう?とじっくり考察してみました。
そうすると、この映画を観た感動は以前に観たとある映画の時のものとすごくシンクロするなと思ったんです。
それは、同じディズニー映画で2016年公開の「ズートピア」。
このズートピアとの共通点を照らし合わせながら、「リメンバー・ミー」の素晴らしい点を書いていきたいと思います。
(さっきから、タイプミスで「リメンバー・ニー」とか「リメンバー・モー」とかになって自分で笑っちゃってます。まったく。)
1:親や家族の抑圧がある
リメンバー・ミーの主人公は、音楽が好きなのに家族によって代々音楽を禁止されているという環境の中で育ちます。
そこにめげず、自分の好きな音楽をこっそり追求していて、親や家族の監視から解かれることを願っています。
これは「ズートピア」の主人公ジュディの親が心配症の過保護だったところとも共通します。
2:自分を信じ、才能を開花させていく
そしてミゲルもジュディも、親や環境のせいにせず、自分の能力を信じて突き進んでいく力強さとたくましさがあります。
この姿は、小さな子供から大人まで、刺激を受けたはず。
やっぱり、どんな物語においても、ひたむきに努力して夢の実現に向けて頑張っているエネルギーというのは人を勇気づけるし、感情移入するし、応援したくなりますよね。
3:人間界ではない世界を見せてくれる
次に、アニメだからこそできる世界の設定。
「ズートピア」は動物の世界の話でした。ねずみから大型の肉食獣まで、見た目も性格も全然違う動物たちが作り上げるズートピアという世界観はものすごく魅力的で、わくわくが止まりませんでした。
一方で、アニメかつ動物という一見現実離れしているような設定だからこそ、人種差別や政治の腐敗などといった今私たちが生きている人間界の問題を鋭く見せつけてくれ、強烈なインパクトを残してくれました。
「リメンバー・ミー」も同様です。この設定では今私たちが生きている現実世界ではなく「死後の世界」がテーマとなっています。しかも、現実世界と死後の世界は繋がっている。日本でいうお盆のような制度がある。
死後の世界をこんな風にカラフルにドラマティックに表現したところに、あっぱれ!!と言いたいです。
また、もう一つのテーマとして音楽。ママココはお父さんが奏でてくれた音楽で最後お父さんのことを思い出しますが、音楽療法が脳を活性化されることはもはや常識となっています。認知症の音楽療法を追った映画「パーソナル・ソング」も話題になりました。
「想い」は音楽の力を借りて、時を超えることができる。そんなことを「死後の世界」という設定において教えてくれたのだと思います。
4:ミステリー的面白さもバッチリ
そして最後がこちら。
ここまででも、どちらも本当に素晴らしい映画である十分な理由になるかと思います。
でも、やっぱり唸ってしまうのは、観客をちゃんと裏切ってくれるところだと思うのです。
「ズートピア」も「リメンバー・ミー」も、どちらも観ていてすっかり騙されてしまいました。笑
ミステリー映画のような、「黒幕は、そっちかーーーー!」という展開が見事なのです。
しかも、そんなところに仕掛けられているとは知らないもんだから、もうやられたーの一言です。笑
こういった脚本の素晴らしさが、やっぱり憎いですね。
***
いかがでしたでしょうか。
以上が私が思った、「リメンバー・ミー」の素晴らしい点。
…なんとか感想にはできたけど、もっともっと深い考察ができるように、日々感性と頭を磨いていきたいと思います。笑