ちぇこです。
去る5月20日と21の2日間にかけて行われた、溝口あゆかさんの「インテグレイテッド心理学講座」に参加してきたので、レポートしたいと思います。
自分の心の仕組みを、理論的に知りたい。
そもそも、溝口あゆかさんのことを知ったのはこの書籍から。
昔から、自分の感情のコントロールが苦手で、上がったり下がったり振り幅の激しい自分の性格に悩んできました。
そこでいろいろな本を読んでいた時に、とある方のブログで知った溝口あゆかさんという方。
すぐにamazonで中でも評価の高かったこの本を読んでみました。
そして読み進めていくうちにとてもワクワクしたんですよね。
タイトルだけ見ると、キラキラ女子がリア充的な生活を手に入れるための自己啓発本、というような印象を私は受けてしまったのですが、
中身はかなりしっかりとした、学問だなと思いました。
この人からもっと学びたい!!理論だけに偏った非実践的なものでもなく、ふわふわしたスピリチュアルでもない、すごくバランスの取れた考え方だなと思ったのです。
そう思った私はすぐにインターネットで溝口あゆかさんについて調べ、そしてタイミングがバッチリ合って運命的にインテグレイテッド心理学講座に申し込むこととなりました。
会場は両国の国際ファッションセンター
セミナーの会場は、両国にある国際ファッションセンター。
非二次元の教えと心のしくみ
70人ほど入れる会場は満席。
聞くと、キャンセル待ちの方も50人以上いたそうです。
そんな講座をすんなりと受けることができてとってもラッキーでした♪♪
学びが深まる濃い2日間。
講義は、テキストを見ながら1割、あゆかさんのお話4割、模擬セラピー2割、質問2割といったような感じでした。
ひたすらテキストの通りに進むのではなく、会場にいた受講者の模擬や質問で理解を深めていくような形で、すごく良かったです。
あゆかさんが、インテグレイテッド心理学を「解剖学だ」といったのがよくわかりました。
このインテグレイテッド心理学の考え方の特徴として、「分離した自己」は幻想であるという非二次元の真実をベースにしていることが挙げられます。
つまり、私とあなたという分離の勘違いから生み出される恐れが、どのように人生や日常に機能していくのかを見ていく心理学なのです。
もう冒頭から、私のなかで衝撃が走りました。
ちょうど、最近読んだ本重なる部分があったのですが
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あゆかさんは、私達は「大海の中のひとつの渦巻き」という例えで説明されていました。
自分は周囲と分離し、独立した存在と信じ始めたときから、全体から切り離された欠如感が生まれてくるということ。
それゆえ私たちは「何かが欠けている=欠けていてダメな自分」という罪悪感を根底に持って存在しているのです。
Projection makes perception.The world you see is that you gave it.
投影が事象の見方を創り、あなたが見ている世界は、あなたが意味を与えたもの。
この概念については初めて知ったことではないのですが、本当の意味で腑に落ちて理解できたのは初めてかもしれません。
私が日々苦しくなるのは、間違いなく投影によって見ている、自分の中に抑圧されていた感情だったんだと、思い知ったのです。
今こうしてブログを書くことで、改めてテキストを見返しながら理解が深まっているように思えますが、これは何年もかけて、じっくり自分の中に浸透させていかないと、うっかりするとすぐに分離した存在であることや眼の前で起きている感情が投影であることをすっかり忘れてしまうだろうことも感じます。
けれども、仕組みを知るのと知らないのとでは、もうまるで違います。
この投影と抑圧という概念を学んだからといって、自分や他人をそれによって癒やすところまでは全然いかないでしょう。
もっとも、癒やすということは一足飛びにいかないところではあると思います。
上記の他にも、目からうろこが落ちるような学びがたくさんありました。
頭に入ってくる新しい学びのシャワーの量がなかなかすごかった。笑
でも、講座の終わりのころの受講者の質問とその回答を聞いている中で、じんわりと衝撃的だったことがあります。
それは、私たちの中には時空も空間も関係なくたくさんの傷ついた私や、間違ったビリーフを抱え込んだ潜在意識など、それはもう無数にあるということ。
どれだけ癒やしても、完全に「無」になることはありえないということ。
そして、傷ついた私や間違ったビリーフを忌み嫌って排除したり消去していくのではなく、見つけて癒やして受け入れてあげる、というのが本当の癒やしだということ。
どこまでも、健気な自分がそこにはいるんだと。
あゆかさんのその言葉が、すごく愛情を伴って私の胸に響きました。
そうかあ。
私は、今までダメな自分をなんとか根絶すれば、理想通りの自分が出来上がっていくんだと思っていました。
でもそうではないということ。
そして、恐れや不安を完全に排除することはできないけれど、自分と向き合って折り合いをつけながら、私たちは生きていくのだということ。
そう考えると、顕在意識においてはもちろん、自分を責めることの罪を強烈に理解できました。
None is out there
自己は不在である
いつでも。この立ち位置に返って自分を見つめられようになりたいです。
セミナーの帰り、2日間を経てそれぞれの日常に帰っていく受講者の背中を見ながら、なんだか「みんな、それぞれいろんな思いを抱えながら生きているんだなあ」と勝手に思って、勝手に励まされてしまいました。
わたしも、生きていこう。自分を許して、癒していこう。
そう心に誓いました。
やはり実際にセミナー会場で理解を深めるというのはわかりやすくて良いですね。
参加できて本当に良かったです。
お昼休みに会場隣の公園をお散歩!
会場からもスカイツリーがバッチリ見えました。美しい…。