ちぇこです。
本日、話題のインド映画「バーフバリ」を新宿で鑑賞してきました。
ものすごく楽しみにしていたし、実際素晴らしいスケールの映画だったのですが、辛すぎて途中から観られず、どんよりしてしまった私の感想を残しておきます…。(^^:)
勢いとスケールが凄すぎる!インド映画「バーフバリ」
ある日夫から、今SNSで「バーフバリ」という映画がすごく話題になっていると聞かされました。
2017年4月インド本国での公開以来、インド国内興収歴代1位、全米公開では初登場3位、世界興収300億円突破!!と、まさに今全世界で旋風を巻き起こしている最高の話題作。
日本ではそんなに大々的に公開されていなかったものの、観た人の口コミ評価が素晴らしく、話題沸騰。
夫も何度かチケット購入を試みるも公開劇場や座席数が少なくいつも取れませんでした。
しかしこの三連休はスクリーンも増設され、チケットを取ることができたのです。
「バーフバリ」予告編がこちらです↓まあとにかく、観てください。
空前絶後のアクション!豪華絢爛な歌と踊り!常識破壊のインパクト!すべてを超えた!人類史上最大の映画叙事詩!!
…というアナウンスが入っていますが、これは本当に大げさではありませんでした。
ハリウッド映画にはない、というか今までに見たことのない、なんというか「インドーーー!すげええ!!」というしかない、とんでもない突抜感を感じる世界でした。
「バーフバリ」わたしの感想
ここからはネタバレになります。
この映画、とにかくスケールが普通の映画とは桁違い。
これからのインド映画の可能性を見せつけられたようで、とても素晴らしかったです。
初めからインパクトが強く、ちょっとすごすぎて笑ってしまうほど。
…恐るべし、インド映画。
一方で、ストーリー中盤あたりから骨肉の争いが繰り広げられていくわけですが、これがもう辛すぎた。
そもそも、私は血が噴き出るシーンや首が飛んだりするシーンがものすごーーーーーーーく苦手なんですね。
戦争映画なんかも観た後は3日ほど引きずってしまうため、観るときは夫ひとりで行ってもらっています。
この映画に出てくる「初代バーフバリ」がめちゃくちゃかっこよすぎて、いい男すぎて、まぁそりゃあときめいたのですが(←すぐに映画の世界に入り込むタイプ)、あまりにも酷い最期だったのがどーーーしても受け入れられませんでした。
特に、お母さんのシヴァガミ!
この人の感情と思考回路がまったく理解できなかった。
女性らしさというか母性が全然感じられなかったので、このお母さんのキャラ設定や脚本を決めた映画のスタッフに女性がひとりもいなかったんじゃないのか?と斜めから邪推してしまうほど。
そしてストーリーが常に怒り(暴力)には怒り(暴力)で返すのだー!という概念でずっと話が進んでいく(しかももんのすごいスピードで)のも苦しかった。
えーーー!そんな残虐なことあるー?
まじでーーー?
うそーーーー!そこそんなことしちゃうーーーー!?
ぎゃーーー!痛い痛い!!
みたいな展開ばかりで(笑)、私は疲れてしまいました…。笑
そして、こんなこと生まれて初めてなのですが、映画館から出たくて出たくて仕方なくなりました。
しかし、私は大人。そんなことはできない。そう思い、途中からは目を閉じて観ていました。(どんだけ。笑)
あーーー辛かった。ほんとに辛かった。
これが本当に大ヒット映画なのーーー?
そう思っているうちに映画は終了し、会場は「面白かったー!」という声であふれていました。
夫も満足そう。
こんなふうに拒否反応が出ているのは私だけなのか…という衝撃を受けつつ、「私には辛すぎた!」といって夫にあたって不機嫌になる始末…。(わたし最低w)
私は、自分にも他人にも誠実な人物は、絶対に報われてほしいという思いがめちゃくちゃ強いようです。
だからたとえ映画であっても、理不尽なものに無理やり力を奪われてしまう結末が、どうしても受け付けられない。
正面から受け止めすぎる生真面目さは損?
もやもやを抱えたまま、映画のレビューサイトを読んでみるも、やはりかなりの高評価ばかり。
でもそこにヒントがありました。「ストーリーの細かいことを考える類のものではない!」というコメントが。
確かに、この映画はこのスケール感を「すっげーーーー!」と言って純粋に楽しむものだと思うのです。
実際に、観たことないほどのスケールなのだから、そんな体験ができたことだけでも儲けものです。
でも、私は無駄に真面目すぎるところがあるんでしょうね。
以前、ある目上の人にも「お前は何事も正面から受け止めすぎるところがあるから、もっと適当にやればいいんだよ」と言われたことがあります。
たぶんそうなんだろうなあ。
この謎の性格、困ったものだ。笑
ちなみに、人をだましてみんなで笑うような「ドッキリ大作戦」とか今だと「モニ●リング」みたいな番組も、どうしても観ることができません。
謎の正義感がそれを許さないのです。共感性羞恥心ともいうようですが。
まぁとにかく、ひとりひとりの登場人物に感情移入しすぎてしまうのだと思います。
▼以前読んだ「ちびまるこちゃん」のシュールなパロディコミック「ちびしかくちゃん」でさえ、読んだ後軽くトラウマになったほど…。
[kanren postid=”5980″]
自分で言うのも憚られるけれど、どうしてこんなに”ガラスのハート”なのか…。
今回ばかりは、「世間一般のみんな」と自分の感性の違いを痛感させられたのでした。
一日の中でいろーーんな感情が動いて大変でしたが、それだけインパクトがあったということで忘れられない映画になることは間違いなさそうです。もう観たくないですけど…。笑
気になっている方がいたら、ぜひ映画館で観てみてくださいね★
※もうすぐDVDも発売になるそうです!!▼